円キャリートレードとは、ざっくりいうと低金利の円を借りて、高金利な外国資産にかえて運用することをいっています。
この取引は資金規模のでかい大口投資家や大口投機家がメインです。個人は資金規模や資格の関係で、できる取引が限られています。
個人ができるものは、最後の段落にでてくるのでご参考にしてください。
個人で円キャリートレードは難しい
円キャリートレードは、低金利の円を借りて、高金利の外国資産で運用することです。
このとき問題があるのですが、運用するには、まとまった資金が必要ですよね。そもそも個人が低金利でまとまったお金を借りることはできるでしょうか?
この「低金利、かつ、まとまった資金」の条件をクリアすることがまず難しいと考えています。
例えば、低金利だけをみたならば、住宅ローンや自動車ローンは低金利ですよね(現時点で)。しかし、この借金は用途も決まっていますし、まとまった資金が入ってくるわけではありません。
他方、まとまった資金にフォーカスすると、カードローンやキャッシング、消費者金融があります。ですが、これらは高金利ですよね。
どうやったら、個人が低金利でまとまった資金を得られますか?
知っている方はコメント欄にご教示いただいてよろしいでしょうか笑
やっぱり大口参加者がメイン
円キャリートレードは大口の市場参加者がメインの取引です。金融機関やヘッジファンドが、短期金融市場などを経由するなどして日本円を調達し、海外資産で運用します。
ただし、円キャリートレードは、運用資金をすべて調達する必要はありません。証拠金で円売りから入る取引も含んでいます。例えば、通貨先物です。
円キャリートレードは一つの形態だけではありません。いくつか種類があるんですよね。何があるか分類したい方はこちらの記事もご参考ください。
個人がまとまったお金を低利で調達するのは難しいですが、証拠金で取引をする方法ならば、取引は可能です。
といわけで、、、
「あるよ。」個人で円キャリートレード、そのやり方は?
それはFXです。なぁんだFXかよですよね笑。そうなんです、今の所個人ができる円キャリートレードはこれしかありません。
円キャリートレードになるのは、
円金利<他通貨金利
な状態で円売り他通貨買いをすることです。
円売りドル買いをする場合で考えてみましょう。この場合、まず円を借りているのです。借りてきた円をドルに交換しているんですね。
だから、円キャリートレードとなるんですね。
この取引をする時に必要なのは、ご承知のとおり円安基調であることが好ましいです。
為替変動リスクがあるので、いくら他通貨の方が金利が高いとはいえど、為替変動で円高となれば評価損が発生する可能性があります。
円安基調すなわち円安ドル高な状況の中でトレードすることが基本ですね。
〜FXで円キャリートレードをするときの前提条件〜
- 円金利<他通貨金利
- 円安基調
うまくいけば金利差によるスワップポイント益と為替差益分、ダブルで稼ぐことができます。
コメント