青色申告は税金上のメリットが50ぐらいあるというのですが、全フリーランスまたは個人事業主向けに羅列しても仕方がないので、
ウーバーイーツ配達員向けに整理してピックアップしてみました。
青色申告って何?(ウーバーイーツ配達員向け)
個人事業主として確定申告する場合は2種類どちらかの方法があります。白色申告か青色申告です。
白色申告は簡単な帳簿付けですが節税のメリットがありません。
一方、青色申告は複式簿記という帳簿つけをガッツリしなければならないですが、節税のメリットが大いにあります(後述)。
●今までお勤めの方
今まで、会社員や派遣、アルバイトだった方は確定申告をする機会があまりなかったかもしれません。なぜなら、会社が給与や税金のことはやってくれていたからです。
しかし、専業ウーバーイーツで個人事業主としてやっていくならば、税金の計算や納税はあなた自身がやらなければなりません。
青色申告のメリット
最大65万を所得から差し引ける
なんと言っても、青色申告をすることによって得られる最大のメリットは「青色申告特別控除」です。
青色申告特別控除で最大65万円を所得から差し引くことができます。
【65万控除の条件】
- 複式簿記で記帳
- e-tax または 電子帳簿などを実践
- 確定申告書を期限までに提出
青色申告控除にも帳簿付け方によって、10万円しか控除が受けられない場合があります。例えば、簡易簿記や現金式簡易簿記だと10万しか控除が受けられません。
せっかく個人事業主になるのならば、ムダに税金は払いたくないですよね。
30万円未満の備品を経費にできる
ふつう10万円以上のもの、例えば、自転車やバイクは長期間(1年以上)利用できる固定資産とされています。
固定資産は減価償却という方法で数年に分割して経費にする必要があります。
しかし、青色申告をすることで、30万円未満を一括で経費にすることができ、減価償却する必要はありません。
青色申告のデメリット
複式簿記で帳簿付け
簿記知識を一から身につけるのは、まあまあ大変。さらに、毎日、帳簿付けで簿記をするのも手間がかかります。
ですが、会計ソフトを使えば簡単です。
簿記知識は必要なく、手間だけが残る感じですね。
大きな視野で見てみれば、手間のかかる帳簿付けもメリットに成り代わるかもしれません。
詳細な帳簿をコツコツつけていくことで税務署などからの信用度が上がったり、あるいは、自分自身で個人事業の経営状態を数字てチェックすることができます。
【注意】届け出は期限内に
青色申告特別控除をうけるためには、前もって申請書の届け出が必要です。
申請書「所得税の青色申告承認申請書」
この書類の提出が遅れると、青色申告のスタートが翌年分からとなってしまいます。
【提出期限】
新規開業の場合は開業後2ヶ月以内。
開業日が1/1〜1/15の方は青色申告をしようとする年の3/15まで。
白色申告から青色申告に切り替える方も青色申告をしようとする年の3/15まで。
申請書の提出先は、自宅住所を管轄する税務署です。
提出方法は、持ち込みか郵送。
郵送の場合は申請書の控えをもらうために切手を貼った返信用封筒を同封しましょう。
申請書のPDF
→国税庁のページ
ここまで目を通して頂き、さあ実際に青色申告帳簿の準備をするか、という方は下の記事を参考にしていただければです。
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