白色申告のやり方【ウーバーイーツ】

ウーバーイーツ

ウーバーイーツ・白色申告のやり方

スタート時:提出書類なし

事前に税務署に何も提出しなけば、条件次第で白色申告者となります。

これは青色申告が開業届や青色申告申請書を出さなければならないこととは対照的です。

「何も提出しない」が白色申告の条件なので。

その上で、事業所得の条件①〜④を満たす必要があります。

【事業所得の条件】

  1. 指揮命令系統は自分か
  2. 収入規模は大きいか
  3. 毎日継続してやっているか
  4. その取引を繰り返し行なっているか

これらを満たす必要があります。

満たせなければ、雑所得となります(開業届の提出の有無は関係ありません)。

ただ見ての通り、事業所得の白色と雑所得に明確な線引きはなく、もし間違っていたとしても税務調査が入るまではそのまま行けちゃいます。

また、はなから白色申告しようとしているのなら、事業所得の白色であろうが、雑所得であろうが、どっちでも良いと思います。

なぜなら、収入金額から必要経費を引いて、所得金額を算出するのは同じですし、

また両方、節税メリットはほぼなく、あまり変わらないからです。

期中の帳簿付け

  • 売上などに関する帳簿
  • 経費に関する帳簿

期中は売上と経費に関する帳簿の主に2種類をつける必要があります。

帳簿の付け方に特に明確なルールがありませんので、家計簿のような簡単なものでも大丈夫です。

毎日つける必要もありません。

●売上帳簿

(記載内容)

  1. 取引の年月日
  2. 相手方の名称
  3. 金額

ウーバーイーツの場合、1週間ごとに合算した売上明細がメールに入ってきます。そこに載っている金額を利用して帳簿をつけていくと良いでしょう。

●経費帳簿

(記載内容)

  1. 取引の年月日
  2. 事由・支払い先の名称
  3. 金額

経費は領収書やクレカ明細などの情報をもとに記載していきましょう。

●保管すべき帳簿や書類

【帳簿】

  • 収入金額や経費を記載した帳簿(法定帳簿)7年保管
  • 上記以外の業務に関する帳簿(任意帳簿)→5年保管

上記の売上や経費に関する帳簿が法定帳簿です。

会計ソフトならかさばらずに良いです。

【書類】

  • 業務に関して作成した書類や領収書など→5年保管

売上に関する書類ならば、メールに入ってくるPDF形式の明細です。こちらも、紙でプリントアウトせずに新しいフォルダを作って、週毎に保存するなどすると管理がしやすいです。

経費の書類は、例えば専用クレカとかあれば、クレカ明細のPDF保存でも良いと思います。しかし、他の生活費の明細と混在していたり、別途現金で購入してたりすると、紙ベース(領収書やクレカ明細)でファイルしておくのもいいかもしれません。

確定申告時

【確定申告に必要な書類】

  • 収支内訳書
  • 確定申告書B

収支内訳書と確定申告書Bを作成し、税務署に提出します。

収支内訳書

(収支内訳書の左側)

収支内訳書の左側は「損益計算書」です。1年間の売上と経費の合計を集計し、所得金額を算出します。

→所得金額=売上−経費

右側は、おそらく使わないと思います。給料賃金や税理士・弁護士の報酬料金、事業専従者の氏名を各欄となります。

確定申告書B

事業欄などに収支内訳書で書いた金額を書きましょう。

収支内訳書も確定申告書Bも会計ソフトでやれば自動入力してくれるので楽ですね。

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